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ミッシェル・ペトルチアーニ(MICHEL PETRYCCIANI)
「ライブ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード」(LIVE AT THE VILLAGE
VANGUARD)、2枚組 |
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ミッシェル・ペトルチアーニ(MICHEL PETRYCCIANI)の「ライブ・アット・ザ・ヴィ
レッジ・ヴァンガード」(LIVE AT THE VILLAGE VANGUARD)、2枚組です。
CONCORDのオリジナル盤になります。 |
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パーソネルは、ピアノにミッシェル・ペトルチアーニ、ベースにパレ・ダニエルソン、ドラムスにエリオット・ジグムンドで、か
つてのビル・エバンス・トリオのドラマーが参加しているわけです。
このレコードは1984年にCONCORDの「ジョージ・ウェイン・コレクション」の一つとしてリリースされたもので、当時22
歳だったペトルチアーニの元気な演奏が収められたライブ盤です。
ミッシェル・ペトルチアーニは1981年だったかにニューヨークのブルーノートに飛び入り参加して、その演奏を絶賛された
そうですが、アルバムとしては1982年のモントルー・ジャズ・フェスティバルにチャールズ・ロイド・クァルテットの一員とし
て参加し、その全貌を明らかにしたと言われています。
それから2年後、ロイド・クァルテットでも共演していたパレ・ダニエルソンとエリオット・ジグムンドとのトリオで収録したの
が、このレコードになります。
この後、「ピアニズム」というアルバムをリリースしますが、それと同じメンバーによるライブ録音で、スタジオ録音では得ら
れないアグレッシブな演奏を楽しめます。
よくビル・エバンスと対比されるペトルチアーニですが、ここではそのエバンスに挑むが如きプレイを披露しています。冒頭
にはエバンスの愛奏曲であった「NARDIS」を配して、当時巷間の噂になったように記憶します。
とは言え、ペトルチアーニがエバンスであるはずはなく、若干黒っぽいアプローチも示しつつ、ピアノ・トリオにおけるインタ
ープレイを追求したような演奏ではないでしょうか。どの曲も、テーマへの導入部とも言うべき時点で聴き手にある種の緊
張感を与える一瞬をもたらします。こういう演出は中々できない技のようにも思えます。
その他にもロリンズの「OLEO」、モンクの「ROUND MIDNIGHT」などが並んでおり、特に「ROUND MIDNIGHT」の構成力は
凡百のピアニストでは及ばないレベルかと思います。
身長は1メートルに足らず、重度の身体障害を克服した名ピアニストとして名を馳せたペトルチアーニでしたが、残念なこ
とに1999年に37歳の若さで亡くなりました。その容姿から奇異の目で見られることも多かったようですが、残された演
奏はやはり賞賛に値する優れたものでした。 |
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