のとnoノート - JAZZ(ジャズ)レコード評 -
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サラ・ヴォーン(SARAH VAUGHAN)
「ハウ・ロング・ハズ・ディス・ビーン・ゴーイング・オン」(HOW LONG
HAS THIS BEEN GOING ON ?)
サラ・ヴォーン(SARAH VAUGHAN)の「ハウ・ロング・ハズ・ディス・ビーン・ゴ
ーイング・オン」(HOW LONG HAS THIS BEEN GOING ON ?)です。
PABLOのオリジナル盤になります。
レコード番号は2310−821。
このレコードは、1978年にハリウッドで録音されたもので、彼女がPABLOに移籍した直後のものだったと記憶します。
後期名盤の一つではないでしょうか。たまたまCDも所有していますが、70年代とは言えオリジナルLPの雰囲気はCD
のそれを凌駕しているように思います。

彼女はこの数年後に有名な「CRAZY AND MIXED UP」をリリースしており、評論家の間では評価の高いそれですが、案
外にこのアルバムの方がオーソドックスに彼女の歌唱を楽しめるように思います。「凄みと楽しみとはちょいと違うよ」とい
う例でしょうか。

パーソネルは、ピアノにオスカー・ピーターソン、ギターにジョー・パス、ベースにレイ・ブラウン、ドラムスにルイ・ベルソン、
ボーカルはもちろんサラ・ヴォーンというメンバーで、ノーマン・グランツ好みの名手が配されています。こういった一流どこ
ろを揃えた場合、下手すると焦点のボケたような演奏になりがちですが、このメンバーはお互いに気心の知れた間柄なの
で、リラックスした中にもユルユルにならない、いわゆるいい塩梅の演奏になっています。ジジイとババアの再会セッショ
ンみたいな陰口も聞かれそうではありますが、ベテランたちの余裕のある演奏が、飽きさせずに最後まで聴かせてくれま
す。

PABLOのアルバムには賛否両輪あるところですが、私には安全パイの一つです。大体が安心して聴けるベテランたち
の平均点以上のアルバムですから、意外と穴的な存在だと私は解釈しています。

しかし、ジャケット表裏に配される写真はお世辞にもいただけません。PABLOのトレードマークとは言え、あまりにも安易
で、尚且つ少なからず怖さを感じさせるリアルさで、余程のこと好きでないと手に取られることは少なかったのではないか
と想像される出来ではあります。表面にピンボケ写真を配したことがせめてもの救いでしょうか?(失礼!)

それはさて置き、50歳を過ぎたサラ・ヴォーンが未だ第一級のヴォーカリストだったことを如実に証明するがごときアルバ
ムであることに間違いはなく、快適なひとときを過ごせる名盤かと思います。ピーターソンとブラウンの凄腕はここでも明ら
かです。

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